2024年3月28日木曜日

20240331 主の復活の礼拝

  主の復活(A.D.2024/3/31)

主の復活の礼拝


2024年3月31
※式文中の青文字部分は歌う部分です。
赤字は新賛美歌の歌詞を示します。
日本基督教団の著作権で新しい印刷本はこうなっています。
賛美の際は、お手持ちのいずれの讃美歌の歌詞でも、
どちらを歌われても結構です。

 礼拝前15分は、席に着き黙祷をして備えましょう。



前奏 

 

黙祷 


開会の部 


1 初めの歌 

讃美歌 148

 

1.すくいのぬしは ハレルヤ、

よみがえりたもう ハレルヤ。

かちどきあげて ハレルヤ、

み名をたたえよ ハレルヤ。


2.十字架をしのび ハレルヤ、

死にて死にかち ハレルヤ。

生きていのちを ハレルヤ、

ひとにぞたまう ハレルヤ。


3.主の死によりて ハレルヤ、

すくいはなりぬ ハレルヤ。

あまつつかいと ハレルヤ、

ともにぞうたわん ハレルヤ。


アーメン

 

  

2 み名による祝福  



3 罪の告白の勧め 

司)私たちは、父なる神のみ前にまごころをもって近づき、罪をざんげし、主イエス・キリストのみ名によって赦しを願いましょう。



4 罪の告白

司)父なる全能の神よ。

全)たちはまれながらく、けがれにち、いとことばといとによってくのしました。

たちはみをざんげし、なるりないれみによりみます。

司)憐れみ深い神よ。

全)イエス・キリストのゆえに、すべてのしてください。聖霊によって、のみについてのまことの知識え、またのみことばへの従順たちにえてください。


5 赦しの祈願祝福

司)ひとりのみ子イエス・キリストを死に渡し、すべての罪を赦された憐れみ深い神が、罪を悔いみ子を信じる者に、赦しと慰めを与えてくださるように。



6 キリエ(主よ憐れんでください)

司)♫主よ、憐れんでください。
衆)主よ、憐れんでください。
キリストよ、憐れんでください。
衆)キリストよ、憐れんでください。
主よ、憐れんでください。
主よ、憐れんでください。


7 グロリア(栄光):

司)♫天には栄光 神に
衆)♫地には、憐れんでください。
   地には平和 み心に / かなう人に
   主をあがめ 主を / あおぎ、
   主を拝み、 主を / たたえます。
   主なる神、天の王 全能の / 父よ。
   主の大いなる栄光に / 感謝します。
   主イエス・キリスト 神の / 独り子
   父のみ子 神の小羊 世の罪を取り除く / 主よ。
   私たちをあわれんで / ください。
   私たちの祈りを聞いて / ください。
   父の右におられる / 主よ。
   私たちをあわれんで / ください。
   聖にしてただ / ひとりの主、
   いと高き / キリスト。
   主は聖霊と / ともに
   父なる神の / 栄光のうちに
   アーメン


みことばの部


8 祝福の挨拶



9 特別の祈り (つどいの祈り)

司)祈りましょう。 

憐れみ深い神様。主イエスは生きておられます。私たちは もはや主イエスを死者の中に捜しません。主イエスは生きて、私たちの命の主となられました。復活のキリストと共に生きる私たちを強め、永遠のいのちに至るまで神の民として成長させてください。あなたと聖霊とともにただ独りの神、永遠の支配者、御子、主イエス・キリストによって祈ります。アーメン

 

10 聖書朗読

1)本日の初めの朗読

司)本日の第1の朗読は、

イザヤ書 25:6~9

2)第2の朗読 

司)本日の第2の朗読は、

使徒言行録 10:34-43

・・・本日の日課を終わります。

 

12 福音書または主要日課の朗読  

 一同起立して朗読します。

司)本日の福音は

ヨハネ20:1~18です


13 みことばの歌

司)本日のみことばの歌を歌いましょう。

讃美歌154番 
1.地よ、声たかく 告げ知らせよ、
きょうイエス君は よみがえれり、

いのちの君は あまつ園に
われらを召して 入れたまえり。

2.とこよのひかり てりかがやく
みくらにいます 君を仰がん。
あめより洩るる かちうたにぞ、
地なるわれらも 声をあわせん。

3.あめよ、よろこべ、 つちを、うたえ、
ものみなともに ほめたたえよ、
イエス君きょうぞ よみがえれる。
ああかぎりなき さかえの日よ。

アーメン
 

14 説教

「主の復活 私の復活」

川口 誠 牧師

 16 信仰の告白

使徒信条

司)使徒信条によって、信仰の告白を共にしましょう。

全)(てん)()(つく)(ぬし)(ぜん)(のう)(ちち)である(かみ)(わたし)(しん)じます。

そのひとり()(わたし)たちの(しゅ)イエス・キリストを、(わたし)(しん)じます。(しゅ)聖霊(せいれい)によってやどり、おとめマリアから()まれ、ポンテオ・ピラトのもとに(くる)しみを()け、十字架(じゅうじか)につけられ、()んで(ほうむ)られ、陰府(よみ)(くだ)り、三日(みっか)()死人(しにん)のうちから復活(ふっかつ)し、(てん)(のぼ)られました。そして全能(ぜんのう)(ちち)である(かみ)(みぎ)()し、そこから()て、()きている(ひと)()んだ(ひと)とを(さば)かれます。

聖霊(せいれい)(わたし)(しん)じます。また(せい)なる公同(こうどう)教会(きょうかい)聖徒(せいと)(まじ)わり、(つみ)(ゆる)し、からだの復活(ふっかつ)永遠(えいえん)(いのち)(しん)じます。

アーメン



奉献の部


17 祝福の挨拶




18 奉献

司)主にささげましょう。


19 奉献の祈り 

司)祈りましょう。 

憐れみ深い神よ。
あなたは、私たちに恵みと愛のしるしとして、私たちの思いを越えた多くの賜物を日ごとに備えてくださいます。私たちは私たち自身と賜わったすべてのものを喜びと感謝をもってささげます。 私たちのためにご自身をささげられた主イエス・キリストのゆえに、私たちのささげるすべてを受けいれてください。
あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる み子主イエス・キリストによって祈ります。



派遣の部

 

20 祝福の挨拶



22 教会の祈り

司)私たちの主イエス・キリストの父、全能の神よ。

あなたは天地を造り、これを治め、救い主御ひとり子を与え、み心とみ恵みとを現してくださいました。

私たちは、これらの限りないみ恵みに心から感謝し、賛美をささげます。

父よ、あなたの慈しみのうちに日ごとにあなたの民をかえりみ、み子イエス・キリストのゆえに、民の祈りに耳を傾けてください。

(司式者による自由祈祷) 

教区: 

◆イースターを覚えて

◆イースターの祝福が全世界の教会の上に豊かに注がれ、キリストの平安と癒しがすべての方々に与えられますように。

◆東海教区各教会でのイースターの諸行事が祝福され、新来会者が与えられますように。

父なる神よ。

私たちの祈りを聞きとどけてください。私たちの思いと願いを越えたみ心によって、憐れみと愛のうちに私たちを守り、日ごとにみ旨を明らかに示してください。
私たちの主、イエス・キリストによって祈ります。


主の祈り

全)(てん)(ちち)よ。

()があがめられますように。

(くに)が来ますように。

(こころ)(てん)(おこ)なわれるように、地上(ちじょう)でも(おこ)なわれますように。 

(わたし)たちに今日(きょう)もこの()(かて)をお(あた)えください。 

(わたし)たちに(つみ)(おか)した(もの)(ゆる)しましたから、(わたし)たちの(おか)した(つみ)をお(ゆる)しください。 

(わたし)たちを誘惑(ゆうわく)から(みちび)()して、(あく)からお(すく)いください。 

(くに)(ちから)栄光(えいこう)も とこしえにあなたのものだからです。

アーメン


23 祝福 

 一同起立をして派遣の祝福を受けます。


司)主があなたを祝福し、   
あなたを守られるように。 

主がみ顔をもってあなたを照らし、
あなたに恵みを与えられるように。


主がみ顔をあなたに向け、

あなたに平安を賜わるように。

父と子と聖霊のみ名によって。




24 終わりの歌

司)本日の終わりの歌を歌いましょう。

讃美歌 544

  主イエスの恵みよ 父の愛よ

  あまつたみも、

  地にあるものも、

  父、子、みたまの

  かみをたたえよ。

  かみをたたえよ。 

 

後奏


黙祷

 

後奏を聞きながら静かに黙祷しましょう

2024年3月21日木曜日

20240324 主の受難の礼拝

       四旬節第6主日(A.D.2024/3/24)

主の受難の礼拝

2024年3月24
※式文中の青文字部分は歌う部分です。
赤字は新賛美歌の歌詞を示します。
日本基督教団の著作権で新しい印刷本はこうなっています。
賛美の際は、お手持ちのいずれの讃美歌の歌詞でも、
どちらを歌われても結構です。

 礼拝前15分は、席に着き黙祷をして備えましょう。



前奏 

 

黙祷 


開会の部 


1 初めの歌 

讃美歌 135

 

1.十字架のもとには み母ぞ立ちます

むせびなきつつ


2.十字架のうえには み子イェスかかりて

血をながしたもう


3.死にゆく御子をば みまもるみ母の

むねやいかならん


4.するどきつるぎは やさしきこころを

刺しつらぬけり


5.十字架をあおげる み母のおもいに

たれか泣かざる


6.世のつみあがなう ゆるしのみこえを

たれかきかざる


7.ああわが主イェスよ み母のかたえに

われらも立てり


8.かよわきわれをも すくいのかいなに

うけいれたまえ

 

アーメン

 

  

2 み名による祝福  



3 罪の告白の勧め 

司)私たちは、父なる神のみ前にまごころをもって近づき、罪をざんげし、主イエス・キリストのみ名によって赦しを願いましょう。



4 罪の告白

司)父なる全能の神よ。

全)たちはまれながらく、けがれにち、いとことばといとによってくのしました。

たちはみをざんげし、なるりないれみによりみます。

司)憐れみ深い神よ。

全)イエス・キリストのゆえに、すべてのしてください。聖霊によって、のみについてのまことの知識え、またのみことばへの従順たちにえてください。


5 赦しの祈願祝福

司)ひとりのみ子イエス・キリストを死に渡し、すべての罪を赦された憐れみ深い神が、罪を悔いみ子を信じる者に、赦しと慰めを与えてくださるように。



6 キリエ(主よ憐れんでください)

司)♫主よ、憐れんでください。
衆)主よ、憐れんでください。
キリストよ、憐れんでください。
衆)キリストよ、憐れんでください。
主よ、憐れんでください。
主よ、憐れんでください。



7 グロリア(栄光):四旬節は歌いません 



みことばの部


8 祝福の挨拶



9 特別の祈り (つどいの祈り)

司)祈りましょう。 

。あなたはイエス・キリストをとしてわし、そのしみとによって、りのないしてくださいました。きた、そしてかしいに、たちがかることができるようれんでください。あなたととともにただりのイエス・キリストによってります。アーメン

 

10 聖書朗読

1)本日の初めの朗読

司)本日の第1の朗読は、

イザヤ書 50:4~9a (旧1145) 

4(しゅ)なる(かみ)は、弟子(でし)としての(した)をわたしに(あた)

(つか)れた(ひと)(はげ)ますように

言葉(ことば)()()ましてくださる。

(あさ)ごとにわたしの(みみ)()()まし

弟子(でし)として()(したが)うようにしてくださる。

5(しゅ)なる(かみ)はわたしの(みみ)(ひら)かれた。

わたしは(さか)らわず、退(しりぞ)かなかった。

6()とうとする(もの)には背中(せなか)をまかせ

ひげを()こうとする(もの)には(ほほ)をまかせた。

(かお)(かく)さずに、(あざけ)りと(つば)を受けた。

7(しゅ)なる(かみ)(たす)けてくださるから

わたしはそれを(あざけ)りとは思わない。

わたしは(かお)(かた)(いし)のようにする。

わたしは()っている

わたしが(はずかし)められることはない、と。

8わたしの(ただ)しさを(みとめ)める(かた)(ちか)くいます。

(だれ)がわたしと(とも)(あらそ)ってくれるのか

われわれは(とも)()とう。

(だれ)がわたしを(うった)えるのか

わたしに()かって()るがよい。

9()よ、(しゅ)なる(かみ)(たす)けてくださる。

だれがわたしをつみさだめえよう。

 


2)第2の朗読 

司)本日の第2の朗読は、

フィリピの信徒への手紙 2:5-11(新363) 

5たがいにこのことをこころがけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。 6キリストは、かみ身分みぶんでありながら、かみひとしいものであることに固執こしつしようとはおもわず、 7かえって自分じぶんにして、しもべ身分みぶんになり、人間にんげんおなものになられました。人間にんげん姿すがたあらわれ、 8へりくだって、いたるまで、それも十字架じゅうじかいたるまで従順じゅうじゅんでした。 9このため、かみはキリストをたかげ、あらゆるにまさるをおあたえになりました。 10こうして、天上てんじょうのもの、地上ちじょうのもの、地下ちかのものがすべて、イエスの御名みなにひざまずき、 11すべてのしたが、「イエス・キリストはしゅである」とおおやけべて、ちちであるかみをたたえるのです。

 

・・・本日の日課を終わります。



11 詠唱 

 福音の朗読に備えて一同起立をします。


 

12 福音書または主要日課の朗読  

 福音を一同起立して聴きます。

司)本日の福音は

マルコ14: 1~15:47 (新90)です


14: 1さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。 2彼らは、「民衆が騒ぎだすといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

3イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。 4そこにいた人の何人かが、憤慨して互いに言った。「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか。 5この香油は三百デナリオン以上に売って、貧しい人々に施すことができたのに。」そして、彼女を厳しくとがめた。 6イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。 7貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。 8この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。 9はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」

10十二人の一人イスカリオテのユダは、イエスを引き渡そうとして、祭司長たちのところへ出かけて行った。 11彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすれば折よくイエスを引き渡せるかとねらっていた。

12除酵祭の第一日、すなわち過越の小羊を屠る日、弟子たちがイエスに、「過越の食事をなさるのに、どこへ行って用意いたしましょうか」と言った。 13そこで、イエスは次のように言って、二人の弟子を使いに出された。「都へ行きなさい。すると、水がめを運んでいる男に出会う。その人について行きなさい。 14その人が入って行く家の主人にはこう言いなさい。『先生が、「弟子たちと一緒に過越の食事をするわたしの部屋はどこか」と言っています。』 15すると、席が整って用意のできた二階の広間を見せてくれるから、そこにわたしたちのために準備をしておきなさい。」 16弟子たちは出かけて都に行ってみると、イエスが言われたとおりだったので、過越の食事を準備した。 17夕方になると、イエスは十二人と一緒にそこへ行かれた。 18一同が席に着いて食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている。」 19弟子たちは心を痛めて、「まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。 20イエスは言われた。「十二人のうちの一人で、わたしと一緒に鉢に食べ物を浸している者がそれだ。 21人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」

22一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」 23また、杯を取り、感謝の祈りを唱えて、彼らにお渡しになった。彼らは皆その杯から飲んだ。 24そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 25はっきり言っておく。神の国で新たに飲むその日まで、ぶどうの実から作ったものを飲むことはもう決してあるまい。」 26一同は賛美の歌をうたってから、オリーブ山へ出かけた。

27イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたは皆わたしにつまずく。

『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊は散ってしまう』

と書いてあるからだ。 28しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」 29するとペトロが、「たとえ、みんながつまずいても、わたしはつまずきません」と言った。 30イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたは、今日、今夜、鶏が二度鳴く前に、三度わたしのことを知らないと言うだろう。」 31ペトロは力を込めて言い張った。「たとえ、御一緒に死なねばならなくなっても、あなたのことを知らないなどとは決して申しません。」皆の者も同じように言った。

32一同がゲツセマネという所に来ると、イエスは弟子たちに、「わたしが祈っている間、ここに座っていなさい」と言われた。 33そして、ペトロ、ヤコブ、ヨハネを伴われたが、イエスはひどく恐れてもだえ始め、 34彼らに言われた。「わたしは死ぬばかりに悲しい。ここを離れず、目を覚ましていなさい。」 35少し進んで行って地面にひれ伏し、できることなら、この苦しみの時が自分から過ぎ去るようにと祈り、 36こう言われた。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように。」 37それから、戻って御覧になると、弟子たちは眠っていたので、ペトロに言われた。「シモン、眠っているのか。わずか一時も目を覚ましていられなかったのか。 38誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。心は燃えても、肉体は弱い。」 39更に、向こうへ行って、同じ言葉で祈られた。 40再び戻って御覧になると、弟子たちは眠っていた。ひどく眠かったのである。彼らは、イエスにどう言えばよいのか、分からなかった。 41イエスは三度目に戻って来て言われた。「あなたがたはまだ眠っている。休んでいる。もうこれでいい。時が来た。人の子は罪人たちの手に引き渡される。 42立て、行こう。見よ、わたしを裏切る者が来た。」

43さて、イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダが進み寄って来た。祭司長、律法学者、長老たちの遣わした群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。 44イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。捕まえて、逃がさないように連れて行け」と、前もって合図を決めていた。 45ユダはやって来るとすぐに、イエスに近寄り、「先生」と言って接吻した。 46人々は、イエスに手をかけて捕らえた。 47居合わせた人々のうちのある者が、剣を抜いて大祭司の手下に打ってかかり、片方の耳を切り落とした。 48そこで、イエスは彼らに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持って捕らえに来たのか。 49わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいて教えていたのに、あなたたちはわたしを捕らえなかった。しかし、これは聖書の言葉が実現するためである。」 50弟子たちは皆、イエスを見捨てて逃げてしまった。

51一人の若者が、素肌に亜麻布をまとってイエスについて来ていた。人々が捕らえようとすると、 52亜麻布を捨てて裸で逃げてしまった。

53人々は、イエスを大祭司のところへ連れて行った。祭司長、長老、律法学者たちが皆、集まって来た。 54ペトロは遠く離れてイエスに従い、大祭司の屋敷の中庭まで入って、下役たちと一緒に座って、火にあたっていた。 55祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にするためイエスにとって不利な証言を求めたが、得られなかった。 56多くの者がイエスに不利な偽証をしたが、その証言は食い違っていたからである。 57すると、数人の者が立ち上がって、イエスに不利な偽証をした。 58「この男が、『わたしは人間の手で造ったこの神殿を打ち倒し、三日あれば、手で造らない別の神殿を建ててみせる』と言うのを、わたしたちは聞きました。」 59しかし、この場合も、彼らの証言は食い違った。 60そこで、大祭司は立ち上がり、真ん中に進み出て、イエスに尋ねた。「何も答えないのか、この者たちがお前に不利な証言をしているが、どうなのか。」 61しかし、イエスは黙り続け何もお答えにならなかった。そこで、重ねて大祭司は尋ね、「お前はほむべき方の子、メシアなのか」と言った。 62イエスは言われた。「そうです。あなたたちは、人の子が全能の神の右に座り、天の雲に囲まれて来るのを見る。」

63大祭司は、衣を引き裂きながら言った。「これでもまだ証人が必要だろうか。 64諸君は冒瀆の言葉を聞いた。どう考えるか。」一同は、死刑にすべきだと決議した。 65それから、ある者はイエスに唾を吐きかけ、目隠しをしてこぶしで殴りつけ、「言い当ててみろ」と言い始めた。また、下役たちは、イエスを平手で打った。

66ペトロが下の中庭にいたとき、大祭司に仕える女中の一人が来て、 67ペトロが火にあたっているのを目にすると、じっと見つめて言った。「あなたも、あのナザレのイエスと一緒にいた。」 68しかし、ペトロは打ち消して、「あなたが何のことを言っているのか、わたしには分からないし、見当もつかない」と言った。そして、出口の方へ出て行くと、鶏が鳴いた。 69女中はペトロを見て、周りの人々に、「この人は、あの人たちの仲間です」とまた言いだした。 70ペトロは、再び打ち消した。しばらくして、今度は、居合わせた人々がペトロに言った。「確かに、お前はあの連中の仲間だ。ガリラヤの者だから。」 71すると、ペトロは呪いの言葉さえ口にしながら、「あなたがたの言っているそんな人は知らない」と誓い始めた。 72するとすぐ、鶏が再び鳴いた。ペトロは、「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」とイエスが言われた言葉を思い出して、いきなり泣きだした。

15: 1夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。 2ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と答えられた。 3そこで祭司長たちが、いろいろとイエスを訴えた。 4ピラトが再び尋問した。「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」 5しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

6ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していた。 7さて、暴動のとき人殺しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいた。 8群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求し始めた。 9そこで、ピラトは、「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」と言った。 10祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。 11祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。 12そこで、ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。 13群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」 14ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。 15ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

16兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、部隊の全員を呼び集めた。 17そして、イエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、 18「ユダヤ人の王、万歳」と言って敬礼し始めた。 19また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。 20このようにイエスを侮辱したあげく、紫の服を脱がせて元の服を着せた。そして、十字架につけるために外へ引き出した。

21そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を無理に担がせた。 22そして、イエスをゴルゴタという所――その意味は「されこうべの場所」――に連れて行った。 23没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けにならなかった。 24それから、兵士たちはイエスを十字架につけて、その服を分け合った、だれが何を取るかをくじ引きで決めてから。

25イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。 26罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。 27また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。 28† 29そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で建てる者、 30十字架から降りて自分を救ってみろ。」 31同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。「他人は救ったのに、自分は救えない。 32メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

33昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。 34三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。 35そばに居合わせた人々のうちには、これを聞いて、「そら、エリヤを呼んでいる」と言う者がいた。 36ある者が走り寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、「待て、エリヤが彼を降ろしに来るかどうか、見ていよう」と言いながら、イエスに飲ませようとした。 37しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた。 38すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。 39百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。そして、イエスがこのように息を引き取られたのを見て、「本当に、この人は神の子だった」と言った。 40また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。 41この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。

42既に夕方になった。その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、 43アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。 44ピラトは、イエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百人隊長を呼び寄せて、既に死んだかどうかを尋ねた。 45そして、百人隊長に確かめたうえ、遺体をヨセフに下げ渡した。 46ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。 47マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を納めた場所を見つめていた。

 

13 みことばの歌

司)本日のみことばの歌を歌いましょう。

讃美歌136番 
血しおしたたる 主のみかしら、
とげにさされし 主のみかしら、
なやみとはじに やつれし主を、
われはかしこみ きみとあおぐ。
主のくるしみは わがためなり、
われは死ぬべき つみびとなり、
かかるわが身に かわりましし
主のみこころは いとかしこし。
なつかしき主よ、はかり知れぬ
十字架の愛に いかに応えん、
この身とたまを とこしえまで
わが主のものと なさせたまえ。
主よ、主のもとに かえる日まで
十字架のかげに 立たせたまえ、
み顔をあおぎ み手によらば、
いまわのいきも 安けくあらん

 

アーメン


 

 

14 説教

「義しいお方の十字架の死」

渡邉克博牧師






15 感謝の歌 



16 信仰の告白

使徒信条

司)使徒信条によって、信仰の告白を共にしましょう。

全)天地全能であるじます。

そのひとり()(わたし)たちの(しゅ)イエス・キリストを、(わたし)(しん)じます。(しゅ)聖霊(せいれい)によってやどり、おとめマリアから()まれ、ポンテオ・ピラトのもとに(くる)しみを()け、十字架(じゅうじか)につけられ、()んで(ほうむ)られ、陰府(よみ)(くだ)り、三日(みっか)()死人(しにん)のうちから復活(ふっかつ)し、(てん)(のぼ)られました。そして全能(ぜんのう)(ちち)である(かみ)(みぎ)()し、そこから()て、()きている(ひと)()んだ(ひと)とを(さば)かれます。

聖霊(せいれい)(わたし)(しん)じます。また(せい)なる公同(こうどう)教会(きょうかい)聖徒(せいと)(まじ)わり、(つみ)(ゆる)し、からだの復活(ふっかつ)永遠(えいえん)(いのち)(しん)じます。

アーメン



奉献の部


17 祝福の挨拶




18 奉献

司)主にささげましょう。


19 奉献の祈り 

司)祈りましょう。 

憐れみ深い神よ。
あなたは、私たちに恵みと愛のしるしとして、私たちの思いを越えた多くの賜物を日ごとに備えてくださいます。私たちは私たち自身と賜わったすべてのものを喜びと感謝をもってささげます。 私たちのためにご自身をささげられた主イエス・キリストのゆえに、私たちのささげるすべてを受けいれてください。
あなたと聖霊と共にただひとりの神であり、永遠に生きて治められる み子主イエス・キリストによって祈ります。



派遣の部

 

20 祝福の挨拶



22 教会の祈り

司)私たちの主イエス・キリストの父、全能の神よ。

あなたは天地を造り、これを治め、救い主御ひとり子を与え、み心とみ恵みとを現してくださいました。

私たちは、これらの限りないみ恵みに心から感謝し、賛美をささげます。

父よ、あなたの慈しみのうちに日ごとにあなたの民をかえりみ、み子イエス・キリストのゆえに、民の祈りに耳を傾けてください。

(司式者による自由祈祷) 

教区: 

◆知多教会( 主任:後藤由起 牧師)を覚えて

◆教会が地域に開かれ、祝福の泉となることができるように。

 ◆新来者や求道者、受洗者がおこされるように。

◆主が病床にある方、施設におられる方々を支えてくださるように。

◆名古屋めぐみ教会との共同体の宣教が進められるように。

父なる神よ。

私たちの祈りを聞きとどけてください。私たちの思いと願いを越えたみ心によって、憐れみと愛のうちに私たちを守り、日ごとにみ旨を明らかに示してください。
私たちの主、イエス・キリストによって祈ります。


主の祈り

全)天(てん)父(ちち)よ。

()があがめられますように。

(くに)が来ますように。

(こころ)(てん)(おこ)なわれるように、地上(ちじょう)でも(おこ)なわれますように。 

(わたし)たちに今日(きょう)もこの()(かて)をお(あた)えください。 

(わたし)たちに(つみ)(おか)した(もの)(ゆる)しましたから、(わたし)たちの(おか)した(つみ)をお(ゆる)しください。 

(わたし)たちを誘惑(ゆうわく)から(みちび)()して、(あく)からお(すく)いください。 

(くに)(ちから)栄光(えいこう)も とこしえにあなたのものだからです。

アーメン


23 祝福 

 一同起立をして派遣の祝福を受けます。


司)主があなたを祝福し、   
あなたを守られるように。 

主がみ顔をもってあなたを照らし、
あなたに恵みを与えられるように。


主がみ顔をあなたに向け、

あなたに平安を賜わるように。

父と子と聖霊のみ名によって。




24 終わりの歌

司)本日の終わりの歌を歌いましょう。

讃美歌 543

   主イエスの恵みよ 父の愛よ

みたまの力よ ああみ栄えよ

アーメン

 

 

 

後奏


黙祷

 

後奏を聞きながら静かに黙祷しましょう

20250427

    復活節 第2主日( AD2025/4/27 ) 2025年4 月27 日 前奏 開会の部    1 はじめの歌    教会讃美歌 171 2 み名による祝福    司)♫父と子と聖霊のみ名によって 衆)♫アーメン 3 罪の告白の勧め  司)私たちは、父なる神のみ前にまごこ...